今回は“なまず”こと850系電車を追いかけた思い出にお付き合い願います。
実は自分にはまったくこだわりというものがありません。なので“なまず”くん逢えたのも、こだわり派の同行者があったればこそだといえるかもしれません。その彼が名鉄に来たならどうしても“なまず”に乗りたいというものだから、大幅な予定変更までして“おっかけ”に付き合うことになりました。
しかし、“なまず”くん、どこで運用されているのだろうか。いまのような情報もない時代です。怖いもの知らずで名鉄本社に電話を入れてみました。
名鉄さんには忙しいところ迷惑をかけてしまいましたが、実に丁寧に教えていただけました。当日は各務原線の新岐阜〜犬山間の運用に入っているとのことでした。さっそく新岐阜に向かいます。

関東人である自分は旧型車といえば東武や東急などで見慣れてはいたものの、この850系のインパクトは他とは比べられないと思いました。
走り出せばまさに鈍重といった感じでしょうか。乗務員室の仕切りがないのも大手私鉄の電車ではもはや珍しいものでした。運転士さんも車掌さんもお客さんから丸見えなのでやりづらいのではと余計な心配をしてしまいます。

さて、三柿野でいったん下車して、急行で犬山遊園(*)に先行します。少々未練は残りますが、犬山近辺で走行写真をねらうというのも魅力的であり、結局は6000系に身をゆだねることに。

あれ、走行シーンはどうしたの、と突っ込まないで。その辺の記憶は曖昧ですが、基本的に安楽主義なので結局駅撮りに落ち着いたということだったと思われます。
これにて“おっかけ”は終了ですが、実は名鉄本社に電話する前に、ヤマカンで岡崎方面に向かっていて美合まで行っておりました。ヤマカンといいましたが、当時の唯一の情報源である鉄道雑誌に「岡崎」の方向版を掲げた“なまず”くんを見ていたので、もしやと思った次第でした。岡崎といえば各務原とはまったく逆方向ですよね。
*訂正 「犬山遊園」ではなく、「新鵜沼」でした。